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高級腕時計の中国転売がめちゃくちゃ儲かった件について

皆様、ご無沙汰しております。
なんと、これが3か月ぶりの投稿なんですね...

仕事やら何やらで忙しく、中々ブログを更新できずにいました...!
が!!実は、忙しかった理由の一つが表題の「高級腕時計の中国転売」です。

以前は株式投資について投稿していましたが、「月々数千円~数万円」を続けても大きく稼ぐには中々時間がかかるとも感じていました。
そんな中、「高級腕時計の中国転売」という方法に辿りつき、3ヵ月で約300万円の利益を獲得することに成功しました!
株式投資用のお金もこっちの時計転売に充ててしまいました。)

折角なので、「何をしたのか」を記載しておこうと思います。
ただし、以下3点の理由からあまりオススメはしません。

  • まだ試行回数が少ないため、自分が取ったリスクが適切か分からないこと
  • たまたま中国に知り合いがいて、ルートがあったから難易度が低かったこと
  • 今回の儲かる仕組みである「中国の負」が既にやや解消気味であること

あくまでも「こんな手段もあったんだ」と参考にしてもらう程度で留めるのが良いと思います。

どうやって儲けたのか

流れは非常に単純です。
ただし、自分自身まだ2回しか成功していないので情報の信憑性は怪しいです。

  1. 日本国内の販売代理店で高級腕時計を買う。
    ※ロレックスとか。150万円超えのモノが良さそうです。
  2. 販売代理店名義の保証書が付いていることを確認し、自分の名義の保証書を抜く。
  3. 中国の新古品マーケットに販売代理店名義の保証書で出品する。

以上となります。
頭金が必要なこと以外はめちゃくちゃ簡単です。
自分は儲かる可能性に気付かせてくれた中国在住の友人と頭金半々、利益も山分け方式でやってみました。
(中国のマーケットに出品してくれたのは彼です。)

結果として、約200万円のロレックス(GMTマスターIIというやつです)を2本購入し、それぞれ約500万円で売ったので、山分け後の利益も約300万円となりました。
(ロレックスのリンク、載せておきますね...!)

リスクはどのくらい?

当然ながら、ノーリスクではありません。
大体以下がリスクとして挙げられます。

  1. 投資資金がなくなるかもしれないリスク
  2. 個人情報が中国に流出するかもしれないリスク

何も考えずにやると結構ヤバい気がしつつ、ある程度対処が可能です。
各リスクを詳細に書きつつ、対処法を以下に記載します。

1. 投資資金がなくなるかもしれないリスク

「中国に出品しても売れない」ということが起こり得ます。
また、当たり前ですが売れるにもある程度時間がかかります。
自分の場合は、1つ目のロレックスが購入してから売れるまで1ヵ月くらい、2つ目は1.5ヵ月くらいでした。

売れないリスクを下げるためには、大体以下が重要かなと思います。

  • 中国の中流層に人気の型番を把握すること
  • 米中摩擦で中国人の財布の紐が固くなっていないか常に気を張ること
  • 中国の偽物流通状況を察知しておくこと
  • オンラインではなく、できればリアルなマーケットに出品すること

1つ目は簡単ですね。
「転売先が中国の中流層だから。」以上です。

一応補足というか付随の対処法として、「売れなかったとしても数年後にヤフオクで国内転売して値が上がりそうな型番」を買うと更に良いかもです。
確実には分かりませんが、ロレックスの腕時計は購入しておいて数年綺麗に寝かせておくと価値が上がる型番も多いです。

2つ目の米中摩擦も直感的には簡単ですね。
補足すると、中国の現状は高度経済成長期末期の日本みたいな感じです。
良い大学に入って良い会社に入って、モーレツに働けば一定の財を築ける。そんな国が今の中国です。
(雰囲気は、以下の記事が参考になります。)

tamakino.hatenablog.com

ただし、今の中国は米中貿易摩擦のまさに渦中です。
日本の高度経済成長の終焉も、色んな理由があれど円ドル相場が固定制じゃなく変動制になったのがきっかけだったことを思い出すと、中国の景気が急速に悪化する可能性もあります。
中国経済は今も成長していますが実質成長率は近年減衰しています。マイナス成長になったらヤバい。

3つ目の偽物の流通状況を察知することも重要です。
詳細は後述しますが、この儲かる仕組みは「中国国内で偽物が蔓延しているから」成り立っています。

4つ目のリアルなマーケットに出品することも重要です。
上述の通り、「偽物が蔓延してるからこそ、確実に本物である日本購入の時計が欲しい」というのが肝なので、オンライン出品だとそこの担保がイマイチです。
というか、一度やってみた所中国語でわんさか質問来るので捌くのが大変でした。(返信できてないことが更に信用を無くすという...)

ただし、中国に移住でもしない限りは「リアルなマーケットに出品する ≒ 中国の質屋みたいな人に販売代行してもらう」ことになります。
すると今度は、その質屋を信用していいのか問題が発生します。

例えば、「時計が動かない、不良品だから安く売らせろ(実際には高く売ってネコババする)」とか発生しがちです。
そこで、僕は中国在住の友人に定期的にお店に確認に行ってもらっていました。

中国に知り合いがいないとオススメしないと冒頭に書いたのはそのためです。
質屋的な人を信用できる条件さえ整えば、売りたいのは向こうも同じなので店頭での質問対応等は勝手にやってくれます。

また、中国の買取業者に買い取らせるのもアリかもしれません。(足元見られるかもですが)
ちなみに、上では質屋と言っていますが、イメージはこんな感じです。

https://www.commit-watch.co.jp/


「投資資金がなくなるかも」というリスクの対処法と付随リスクは以上です。

2. 個人情報が中国に流出するかもしれないリスク

もう一つのリスクがこれです。
冒頭で紹介した中国転売の手順が既にリスク対策なので再掲です。

  1. 日本国内の販売代理店で高級腕時計を買う。
    ※ロレックスとか。150万円超えのモノが良さそうです。
  2. 販売代理店名義の保証書が付いていることを確認し、自分の名義の保証書を抜く。
  3. 中国の新古品マーケットに販売代理店名義の保証書で出品する。

上記の流れの中で重要なのは、2の工程を見越して「販売代理店で購入する事」です。
今回の仕組みは、「日本で購入した裏付けがある高級腕時計が中国で高く売れる」ということを利用しています。

メーカー正規店で購入してしまうと自分名義の保証書しか手に入らないため、転売出品時に「買い手に自分の個人情報を渡す」ことでしか日本での購入を証明できません。
それを防ぐための「販売代理店での購入」というわけです。

ですが、人間たるものロボットのように常にミスなく正確には進められないものです。
「自分名義の保証書を抜き忘れた」とか「正規店で購入しちゃって数年後にヤフオク転売するしかない」とか起こり得ます。
注意すれば防げるリスクですが、「数を捌いて大きく儲けよう」とか欲を出すとやってしまいがちかもです。

ということで、以上が個人情報に関するリスクと対処法です。

そもそもこれってどうして儲かるの?

ということで、手順とリスクは詳細に書いたので、気になるであろう儲かる背景について説明します。

まず、上述の通り今の中国は「かつての高度経済成長期の日本」のような状況です。
一億総中流とか言われた頃の日本ですね。

僕もまだ20代ですが、正直僕らの世代からすると団塊の世代は普通のサラリーマンでもかなり稼いでいるように見えます。(実はサラリーマンになるのも大変なのだけれど)
まさにそんな感じで、今の中国は正社員であればその時点である程度の稼ぎがある状況です。

で、昔の日本と同じように国民の多くが横並びで裕福になると、「謎のステータス自慢合戦」が始まります。
乗りもしないのにめっちゃ高い車を買ったり、特にファンでもないのにめちゃ高いブランド物を買ったりのあの感じです。

そんなわけで、中国では今高級腕時計の需要が高まっています。
ところが、かつての日本と違って中国は偽物が蔓延する国です。偽物を作る側も、時代と共に進化しています。
結果として、中国国内ではメーカー正規店で腕時計を購入したのに偽物掴まされる、ということが頻発しています。

そこで、日本国内で買った(= 確実に本物である)証明のある腕時計がやたら高く売れる、という訳です。
正規店で3つ買って本物が1つあるか分からないよりは、3倍の値段で本物買った方が良いじゃん、的な話ですね。

「じゃあ日本に来て買えば良いじゃん。」「楽天とか、日本のサイトから買えば良いじゃん。」と思うかもしれませんが、そうではないのです。

まず、今回の転売のターゲットは「中国の資産家」ではなく「中国の中流層」です。
「ガムシャラにサラリーマンとして働いて稼いでいる人」がターゲットです。
つまり、残業が凄くて日本に来る時間がありません。

また、中国ではインターネット規制があり Google, Twitter など色々禁止されています。
中国国内から見てもらうには、百度の検索対策だったりをする必要があるものの、日本のECサイトは多分その辺やっていません。

事実、中国人はあまり日本のECサイトを知りません。
抜け道もあるものの、忙しいサラリーマンはそんなことに時間を使う暇はなく、かつ見つかっても日本語が読めなくて挫折するようです。

ということで、中国国内に高級腕時計を持っていくと自動的に値上がりする状況なわけです。
中国が外国企業に対して厳しいことも、この辺りをちゃんと攻略する日本やその他海外企業が現れない、という個人事業としてやるには追い風となっている状況です。

先述の通り、以下のリスクもあるため今後も日本企業は手を出さないだろうと思います。

  1. 中国の中流層の財布の紐が固くなる(米中摩擦)
  2. 中国の偽物流通事情が改善される

『リスクもありオススメしないけどめっちゃ儲かった方法とその背景』については以上です!
僕自身、そろそろ転売からは足を洗ってこのお金で株式投資IPO株買ったりとか)をやろうかと思っています。

それではまた~。