ラーメン、それは人類が到達した光

日々の気づきと思ったことをそのまま書き連ねるブログ

9/13 デイトレ記録

気が付けば、約250日ぶりくらいの投資記事です。
(最近忙しくて、そもそもブログ投稿が一ヵ月半ぶりくらい)

21年も中長期投資をメインに資産運用しています。
昨年末では約460万円だった資産が、約770万円にまで伸びました。

でも、もっと早く利益出したい!

という気持ちもあるので、日本株のデイトレに手を出すことにしました。
デイトレに使う資産は100万円。信用取引を使って伸ばしていきたいと思います。

月~水曜は午前中に余裕があり、割と毎週デイトレできるので頑張るつもりです。
残りの670万円は引き続き中長期投資に充てていきます。

デイトレではチャートだけでなく発注板で気配値も読むというのが難しいです。
中長期投資では、決算を元に銘柄選定してチャートを見て買いと売りのタイミングを見極める形での運用だったので結構違いを感じてます。

デイトレの場合は、日々の振り返りが重要そうなので簡単にメモを残していきます。

本日のデイトレ銘柄

結果としては4勝3敗で、金額的には負け。
取引額を30万円程度までに抑えていたので成績はどれも地味。

合計損益:-1,450

3662 エイチーム 100株:+1,700
1,633 In ⇒ 1,650 Out

6962 大真空 100株:-5,900
4,510 In ⇒ 4,450 Out

3843 フリービット 200株:+2,120
979 In ⇒ 990 Out

3186 ネクステージ 100株:+1,600
2,395 In ⇒ 2,411 Out

7599 アイデム 200株:-780
1,074 In ⇒ 1,071 Out

7501 ティムコ 300株:+300
905 In ⇒ 906 Out

3814 アルファックス 100株:-490
774 In ⇒ 769 Out

振り返り

寄り付き前に、株価上昇材料がありそうな銘柄を選定して監視しながらトレードした。値動きはそれなりにあったものの、前日とのギャップが大きくてチャートが非連続になり、当日分のチャートしか参考にできなかった。

ただ、1分足や3分足のチャートだけだと、買い売りの判断がしにくいので板も読めないといけない。
5分足だと、一日分のチャートだけだとトレンド判断しにくい。
発注板や歩み値も読めないとダメそう。

練習で、大真空株のみ信用買いをしてみた。
が、クロージングのためには返済売りをしないといけないところを間違って空売りしてしまった。(同値撤退できたのでノーカン)
結果として、損切が遅れて大きなマイナスを作ってしまった。

場中で、値上がり率ランキングも見ながらアイデムとネクステージも売買してみた。
両社とも中古車販売の会社であり、トヨタの新車減産がポジティブ要因で上昇トレンドだったっぽい。
チャートが前日から連続していたので多少判断しやすかった。

材料が出たのは数日前だったので、株式分割とか上方修正のニュースが出た翌日よりも数日後の方がデイトレには向いているのかもしれない。

2020年の投資パフォーマンス振り返り(本格資産運用1年目)

2020年、地味に株式投資をずっと続けていたら中々すごいパフォーマンスが出たので自分の振り返り用にまとめます。

2020年年間パフォーマンス

最終的には、以下のようになりました。
資産額は、あくまでも投資用口座の資産合計額を記入しています。
(生活用の口座は別)

  • 資産額: 約459万円
  • 累計投資額: 約310万円
  • 累計利益額: 約149万円(含み益込み)
  • 確定利益額: 約97万円

年間の利回りでいうと、含み益込みで約48%, 確定利益のみで約31%となりました。
原資約310万円に対して、これは中々に良いペースなのでは...?

各月の総資産, 総原資額, 累計利益(含み益込み)の推移はこんな感じです。

各月ごとの資産額, 原資額, 累計利益の推移

2月から投資の記録を始めたので、1月分の実績数値はありません。

2020年の振り返りを行った結果、反省点は以下の4つとなりました。

  • 根拠がある投資の方が勝率が高い
  • 株を買う時点で、売りたい金額・売るタイミング or 条件 をざっくり決めておくべき
  • 損切はなるべく早くすべき。その分成長性のある銘柄を買いました方が良い。
  • IPOはなかなか当選しない。IPO資金も投資に当てた方が良い。

以下、各月の振り返りと単月利益(含み益込み)をメモ代わりに記載します。
興味がある方だけどうぞ。

2020年1月: 投資を再開(単月利益: -4.0万円)

1月は、半年ほど放置していた証券口座で取引を再開しました。
と言いつつ、売りはなく買っただけですが...

この時期に行った最大の成果は、投資成績管理用のスプレッドシートを作ったことです
さっと単月の利益額や利率, 累計の利率などパフォーマンスを見れるようにしておいたのが、後々とてもタメになりました。
証券口座上で含み損になっていても焦らず良銘柄を保持し続ける握力は、累計のパフォーマンスを知ることで強固になると実感しました。

冷静に考えると、利益が出ている銘柄を売って、底値に近そうな銘柄を買って利益が出るまで待つ、というのが理想なので証券口座上で含み損になる瞬間は存外多くて当たり前でした。

さて、この時期に買った銘柄は、

3758 アエリア
3727 アプリックス
1514 住石ホールディングス
3911 Aiming
4814 ネクストウェア

の5銘柄でした。

後々で振り返ると、利益を出したのはAimingとネクストウェアのみでしたが、Aimingが圧倒的なパフォーマンスを見せたので問題ありませんでした。

アエリアとアプリックス, 住石ホールディングスは1月末に手放していました。
約4万円の損失を出しました。

ちなみに、Aimingは初めて決算資料を読み込んで買った株でした。
(資産状況やばめの会社が大型IPでゲーム新作予定, ってわざわざ不明確な予定をチラつかせていたのでワンチャンあるのでは?と思ったら大当たりした。)

2020年2月: Aimingの第一次爆発(単月利益: 12.8万円)

さて、次に2月です。
2月の最大の成果は、なんといってAimingの買い増しです。

2月中旬にドラゴンクエストタクトを開発する、という発表をAimingが行い、ストップ高になったタイミングで運よく売ることができました。
結果として、約15万円分保有していたAiming株だけで約20万円の利益を出すことができました。(2倍以上!!)

また、その後Aimingの株価が元に戻ったタイミングで、Aimingを買い戻していたのも後々効いてくる良いアクションでした。

反省点としては、1週間程度保有して売る、というスイングトレードに関しては、コロナ相場下でやることではなかったです。
細かく利益や損失を出しつつ、Aiming以外で合計約7万円の損失を出しています。

このタイミングで、もっとマスク銘柄とかバイオ銘柄を買いだめしておくべきでした...。

この時期に買った銘柄は色々ありすぎるので割愛します。
とにかく、Aimingのおかげで乗り切った。

2020年3月: スイングトレードの敗戦処理(単月利益: -6.4万円)

3月の成果は、Aimingを更に買い増したことですね。

反省点としては、2月に考えなしに手を出したスイングトレード(DeNA, IFIS Japan)の敗戦処理はもっと早めに行い、損を少しでも減らしておくべきでした。

ただ、3月時点でほぼ全ての投資用資金をAimingに突っ込んでいる状態になったのが我ながらクレイジーだなぁと思います...!

2020年4月: 静観の月(単月利益: 8.5万円)

この月、何も取引していませんでした...
8.5万円の利益って、なんでしょうね...?

Aimingしか保有していないので、Aimingの含み益だと思われます。
じわ上がりしてたんですね。

2020年5月: Aimingの第二次爆発(単月利益: 67.1万円)

やってきました。僕にとって運命の5月です。
この時期の功績としては、ドラクエタクトの事前登録開始の発表があった当日に、ちゃんとAimingを売ったことだと思います。
というか、ほぼそれしかしてません。

2月に挑戦したスイングトレードにも少し未練があったようで、M&Aキャピタルの株の売買で約2万円の利益を出していますが、ぶっちゃけ誤差のレベル。

Aimingを売った後のお金で買った株は、割と明暗分かれるのですが

2121 ミクシィ
3912 モバファク

の2つでした。

モバファクは、駅メモという位置ゲーを出している会社で、ゲーセクには珍しい優良な財務状況の会社でした。
コロナも明けそうだし、これは位置ゲーはワンチャンあるのでは?と思ったのですがコロナ第二波を読めておらず全然ダメでした...

ミクシィに関しては、モンストのAppランキングが異様に調子良さそうだったので決算跨ぎ狙いで買いましたが、東証一部に市場変更があり想定以上に伸びました。

2020年6月: mixiを仕込んだ月(単月利益: -1.9万円)

600株だけ手元に残していたAimingを、5月の事前登録開始日より若干高く売り抜きました。
事前登録発表後、Aimingが暴落するのかまだまだ暴騰を続けるのか分からなかったので念のために残しておいた600株でした。
結果、横ばいが続いたのでここで全部売りました。

リリース後、1,000円超えたりしていたので若干の後悔はありますが、株価がジェットコースターのように乱高下する前に800円で手放したのは、社会人として懸命だったと思っています。(その後、最終的には400円まで落ち込んでいる)

この月はスリーエフとmixiをひたすら買いだめていました。
スリーエフに関しては、店舗改修の減価償却が解ける21年に一気に見かけ上の経営が安定し、ストップ高になったりするかなぁ...?と思い買ました。
(売ったのは12月)

投資するには先が長すぎるし、もう一度冬にコロナが流行る状況も容易に想定できたはずなので、これは失敗でした。

mixi買い増しに関しては、最高のチョイスでした。
自分、ゲーセクの決算資料しか読むセンスないのかもしれない...

2020年7月: モバファクを損切り(単月利益: 9.1万円)

反省点は、モバファクです。
モバファク株に関して、実はこの月までは割と大きな含み益を抱えている状態でした。
ところが、コロナ第二波が騒がれ始め、決算発表を待たずして株価が暴落し始めていたので慌てて売りました。

GPSを使った位置ゲーが、お盆休みで跳ねると思って買った所までは良いものの、もう少し世間の情勢にも気を配らないといけないなぁと反省しています。
ただ、コロナ第二波までは含み益が出ており、次の決算前には売るつもりだった銘柄なので、決算資料の読み方は間違っていなかったと今でも思っています。

2020年8月: mixiで爆益(単月利益: 18.6万円)

ミクシィの決算跨ぎに大成功して大きく利益を出すことに成功しました。
決算後、8月の最高値付近で売ることができました。
その後一度落ち込んだ後に、9月と11月でさらに伸びていたので、ここでもう一度安くなったmixi株を買い戻せばよかった...と後悔はしています。

が、決算跨いだ後に再度保有する理由を見つけられはしなかったので、当時の判断としての反省は特にありません。

その他は、AI系の銘柄にいくつか手を出して、総合的には損失を出しました。
背景としては、8月以降の株価情勢に関しての仮説を立てられそうな決算資料が見つからなかったので、流行りのテーマに雑に投資してみました。
やはり、ある程度ちゃんと分析して買わないとダメそうです。
その他、地味にSpeeeのセカンダリIPOで6万円稼いだりもしていました。

また、この月から米国株を買うようになりました。
米国株はひたすら買い増してるのみで、利確はまだですがメルカドリブレが良い仕事をしてくれています。

2020年9月: 米国株に本格的に手を出す(単月利益: 6.8万円)

Invesco QQQ Trust など、米国ETFや米国株を買いました。
メルカドリブレを地味に買い増したのも良かったです。

ここで買った銘柄は、すべて好調なのでまだ一切利確していません。

2020年10月: 静観の月(単月利益: -9.2万円)

特にやることはありませんでした。
反省点としては、米国株の購入の仕組みが良く分かっていなくて成行で雑に9月に購入してしまっていましたが、この月に買っていればなぁ...というくらいです。

ボーナスをがっつり証券口座に入金したのに、IPOの抽選のために手付かずで現金で持っていたので反省です。

2020年11月: 静観の月(単月利益: 38.0万円)

特に何もしませんでした。
メルカドリブレの値上がり方が凄い。。

2020年12月: 勝負と清算の月(単月利益: 5.8万円)

6月に買って放置していたスリーエフを清算しました。
配当金込みでもやや損失を出す形になりました。

が、メルカドリブレや諸々が頑張ってくれたので最終的には黒字月でした。

まとめ

ざっくり総括すると、しんどくてもやっぱり決算資料をちゃんと読んで投資した方が良いなぁという感じでした。(当たり前)

また、改めて振り返ってみたら、Aimingとミクシィだけで135万円の利益を出していました。
それ以外の銘柄だけで総合すると40万円近く損失を出していたのか...と思うとちょっとゾッとします。
ただ、Aimingもミクシィも買い増して保有数を増やしていっていたので、意外と危機管理ができているような気もしました。

1年間で投資用資産が4.5倍にまでなるとはあんまり思っていなかったので、普通にびっくりです!
今年は年間の確定利益で200万円, 含み益込みで250万円を作れたらいいなぁと思っています。(ちょっと無謀な気もするが。。。)

それではまた。

高級腕時計の中国転売がめちゃくちゃ儲かった件について

皆様、ご無沙汰しております。
なんと、これが3か月ぶりの投稿なんですね...

仕事やら何やらで忙しく、中々ブログを更新できずにいました...!
が!!実は、忙しかった理由の一つが表題の「高級腕時計の中国転売」です。

以前は株式投資について投稿していましたが、「月々数千円~数万円」を続けても大きく稼ぐには中々時間がかかるとも感じていました。
そんな中、「高級腕時計の中国転売」という方法に辿りつき、3ヵ月で約300万円の利益を獲得することに成功しました!
株式投資用のお金もこっちの時計転売に充ててしまいました。)

折角なので、「何をしたのか」を記載しておこうと思います。
ただし、以下3点の理由からあまりオススメはしません。

  • まだ試行回数が少ないため、自分が取ったリスクが適切か分からないこと
  • たまたま中国に知り合いがいて、ルートがあったから難易度が低かったこと
  • 今回の儲かる仕組みである「中国の負」が既にやや解消気味であること

あくまでも「こんな手段もあったんだ」と参考にしてもらう程度で留めるのが良いと思います。

どうやって儲けたのか

流れは非常に単純です。
ただし、自分自身まだ2回しか成功していないので情報の信憑性は怪しいです。

  1. 日本国内の販売代理店で高級腕時計を買う。
    ※ロレックスとか。150万円超えのモノが良さそうです。
  2. 販売代理店名義の保証書が付いていることを確認し、自分の名義の保証書を抜く。
  3. 中国の新古品マーケットに販売代理店名義の保証書で出品する。

以上となります。
頭金が必要なこと以外はめちゃくちゃ簡単です。
自分は儲かる可能性に気付かせてくれた中国在住の友人と頭金半々、利益も山分け方式でやってみました。
(中国のマーケットに出品してくれたのは彼です。)

結果として、約200万円のロレックス(GMTマスターIIというやつです)を2本購入し、それぞれ約500万円で売ったので、山分け後の利益も約300万円となりました。
(ロレックスのリンク、載せておきますね...!)

リスクはどのくらい?

当然ながら、ノーリスクではありません。
大体以下がリスクとして挙げられます。

  1. 投資資金がなくなるかもしれないリスク
  2. 個人情報が中国に流出するかもしれないリスク

何も考えずにやると結構ヤバい気がしつつ、ある程度対処が可能です。
各リスクを詳細に書きつつ、対処法を以下に記載します。

1. 投資資金がなくなるかもしれないリスク

「中国に出品しても売れない」ということが起こり得ます。
また、当たり前ですが売れるにもある程度時間がかかります。
自分の場合は、1つ目のロレックスが購入してから売れるまで1ヵ月くらい、2つ目は1.5ヵ月くらいでした。

売れないリスクを下げるためには、大体以下が重要かなと思います。

  • 中国の中流層に人気の型番を把握すること
  • 米中摩擦で中国人の財布の紐が固くなっていないか常に気を張ること
  • 中国の偽物流通状況を察知しておくこと
  • オンラインではなく、できればリアルなマーケットに出品すること

1つ目は簡単ですね。
「転売先が中国の中流層だから。」以上です。

一応補足というか付随の対処法として、「売れなかったとしても数年後にヤフオクで国内転売して値が上がりそうな型番」を買うと更に良いかもです。
確実には分かりませんが、ロレックスの腕時計は購入しておいて数年綺麗に寝かせておくと価値が上がる型番も多いです。

2つ目の米中摩擦も直感的には簡単ですね。
補足すると、中国の現状は高度経済成長期末期の日本みたいな感じです。
良い大学に入って良い会社に入って、モーレツに働けば一定の財を築ける。そんな国が今の中国です。
(雰囲気は、以下の記事が参考になります。)

tamakino.hatenablog.com

ただし、今の中国は米中貿易摩擦のまさに渦中です。
日本の高度経済成長の終焉も、色んな理由があれど円ドル相場が固定制じゃなく変動制になったのがきっかけだったことを思い出すと、中国の景気が急速に悪化する可能性もあります。
中国経済は今も成長していますが実質成長率は近年減衰しています。マイナス成長になったらヤバい。

3つ目の偽物の流通状況を察知することも重要です。
詳細は後述しますが、この儲かる仕組みは「中国国内で偽物が蔓延しているから」成り立っています。

4つ目のリアルなマーケットに出品することも重要です。
上述の通り、「偽物が蔓延してるからこそ、確実に本物である日本購入の時計が欲しい」というのが肝なので、オンライン出品だとそこの担保がイマイチです。
というか、一度やってみた所中国語でわんさか質問来るので捌くのが大変でした。(返信できてないことが更に信用を無くすという...)

ただし、中国に移住でもしない限りは「リアルなマーケットに出品する ≒ 中国の質屋みたいな人に販売代行してもらう」ことになります。
すると今度は、その質屋を信用していいのか問題が発生します。

例えば、「時計が動かない、不良品だから安く売らせろ(実際には高く売ってネコババする)」とか発生しがちです。
そこで、僕は中国在住の友人に定期的にお店に確認に行ってもらっていました。

中国に知り合いがいないとオススメしないと冒頭に書いたのはそのためです。
質屋的な人を信用できる条件さえ整えば、売りたいのは向こうも同じなので店頭での質問対応等は勝手にやってくれます。

また、中国の買取業者に買い取らせるのもアリかもしれません。(足元見られるかもですが)
ちなみに、上では質屋と言っていますが、イメージはこんな感じです。

https://www.commit-watch.co.jp/


「投資資金がなくなるかも」というリスクの対処法と付随リスクは以上です。

2. 個人情報が中国に流出するかもしれないリスク

もう一つのリスクがこれです。
冒頭で紹介した中国転売の手順が既にリスク対策なので再掲です。

  1. 日本国内の販売代理店で高級腕時計を買う。
    ※ロレックスとか。150万円超えのモノが良さそうです。
  2. 販売代理店名義の保証書が付いていることを確認し、自分の名義の保証書を抜く。
  3. 中国の新古品マーケットに販売代理店名義の保証書で出品する。

上記の流れの中で重要なのは、2の工程を見越して「販売代理店で購入する事」です。
今回の仕組みは、「日本で購入した裏付けがある高級腕時計が中国で高く売れる」ということを利用しています。

メーカー正規店で購入してしまうと自分名義の保証書しか手に入らないため、転売出品時に「買い手に自分の個人情報を渡す」ことでしか日本での購入を証明できません。
それを防ぐための「販売代理店での購入」というわけです。

ですが、人間たるものロボットのように常にミスなく正確には進められないものです。
「自分名義の保証書を抜き忘れた」とか「正規店で購入しちゃって数年後にヤフオク転売するしかない」とか起こり得ます。
注意すれば防げるリスクですが、「数を捌いて大きく儲けよう」とか欲を出すとやってしまいがちかもです。

ということで、以上が個人情報に関するリスクと対処法です。

そもそもこれってどうして儲かるの?

ということで、手順とリスクは詳細に書いたので、気になるであろう儲かる背景について説明します。

まず、上述の通り今の中国は「かつての高度経済成長期の日本」のような状況です。
一億総中流とか言われた頃の日本ですね。

僕もまだ20代ですが、正直僕らの世代からすると団塊の世代は普通のサラリーマンでもかなり稼いでいるように見えます。(実はサラリーマンになるのも大変なのだけれど)
まさにそんな感じで、今の中国は正社員であればその時点である程度の稼ぎがある状況です。

で、昔の日本と同じように国民の多くが横並びで裕福になると、「謎のステータス自慢合戦」が始まります。
乗りもしないのにめっちゃ高い車を買ったり、特にファンでもないのにめちゃ高いブランド物を買ったりのあの感じです。

そんなわけで、中国では今高級腕時計の需要が高まっています。
ところが、かつての日本と違って中国は偽物が蔓延する国です。偽物を作る側も、時代と共に進化しています。
結果として、中国国内ではメーカー正規店で腕時計を購入したのに偽物掴まされる、ということが頻発しています。

そこで、日本国内で買った(= 確実に本物である)証明のある腕時計がやたら高く売れる、という訳です。
正規店で3つ買って本物が1つあるか分からないよりは、3倍の値段で本物買った方が良いじゃん、的な話ですね。

「じゃあ日本に来て買えば良いじゃん。」「楽天とか、日本のサイトから買えば良いじゃん。」と思うかもしれませんが、そうではないのです。

まず、今回の転売のターゲットは「中国の資産家」ではなく「中国の中流層」です。
「ガムシャラにサラリーマンとして働いて稼いでいる人」がターゲットです。
つまり、残業が凄くて日本に来る時間がありません。

また、中国ではインターネット規制があり Google, Twitter など色々禁止されています。
中国国内から見てもらうには、百度の検索対策だったりをする必要があるものの、日本のECサイトは多分その辺やっていません。

事実、中国人はあまり日本のECサイトを知りません。
抜け道もあるものの、忙しいサラリーマンはそんなことに時間を使う暇はなく、かつ見つかっても日本語が読めなくて挫折するようです。

ということで、中国国内に高級腕時計を持っていくと自動的に値上がりする状況なわけです。
中国が外国企業に対して厳しいことも、この辺りをちゃんと攻略する日本やその他海外企業が現れない、という個人事業としてやるには追い風となっている状況です。

先述の通り、以下のリスクもあるため今後も日本企業は手を出さないだろうと思います。

  1. 中国の中流層の財布の紐が固くなる(米中摩擦)
  2. 中国の偽物流通事情が改善される

『リスクもありオススメしないけどめっちゃ儲かった方法とその背景』については以上です!
僕自身、そろそろ転売からは足を洗ってこのお金で株式投資IPO株買ったりとか)をやろうかと思っています。

それではまた~。