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【大学受験】問題集は冊数より周回数が大事!偏差値40台でも一年で東大合格した勉強法

この記事では、高2の冬の時点で偏差値40台だった筆者が実際に行った勉強方法を紹介します。

東大(国立大学)受験の出題範囲は教科書のみ!

まず、受験で必要な能力は4つです。

  1. 基礎を理解できる
  2. 出題された問題を、既に理解している基礎と結びつけることができる
  3. 解答および解答を導く過程を論理的に記述できる
  4. 試験時間中に、2~3を十分に早く正確に行える

で、ここで一度冷静に考えれば分かることですが、東大は国立大学なので文科省の指定した高校の教科書以外の範囲からは出題されません。
なので、教科書さえ完璧に理解できれば、理屈上は合格します。

つまり、理解すべき範囲は教科書だけで十分なわけです。
問題と基礎知識を結びつける力は問題集をちゃんと解いて練習して身につける必要があります。
ここまでは慣れと記憶なので基礎問題集は必須です。

基礎問題集一冊を、穴が開くまで繰り返しやる。

東大の受験当日では、一つの基礎知識だけでストレートに解ける基礎問題ではなく、複数の基礎知識を組み合わせて解答を導く応用力が問われる問題が出題されます。
ただし、基礎の組み合わせパターンは無数にあるので、応用問題全てを一つ一つ覚えたり慣れるために練習するのは正直無理です。

実は、応用問題についても基礎問題を解きまくるのが最も有効です。
よく日常生活でも、「あ〜〜〜!アレね!!」と思っても「アレ」の名前や内容が具体的に思い出せないことってあると思います。

「アレなんだけどな〜〜!!」で思考が止まらないよう、基礎知識を確実に定着させるのが重要です。
一冊の基礎問題集をバットの素振りのように、穴が開くくらい繰り返しやりましょう。

その際、同じ問題を繰り返しできるまでやる、というやり方は効率が悪いです。
解けない問題があれば潔く諦めて解答を読み、理解できたらもう一度解いたりせずにそのまま次の問題、みたいにしてとにかく早く一周を終わらせます。
それを何周か繰り返して、一周の内の失点0を目指すイメージで勉強すると効率が良いです。

更に、失点0が取れた後も周回を続けると、30分とかで問題集一冊を終えられる境地に至ります。
(ノートを使わずに頭の中だけで解答を思い浮かべられ、解答見て答え合わせまでできる。)

その境地に達すると、1日の勉強時間が余り始めるので、そしたら流石にもう一冊新しいのを買ったり過去問に挑戦したりしましょう。
(その最中でも、一冊目の復習を欠かさずやることが合格の近道です。どうしても人間は記憶を忘れてしまうので。)

偏差値40台だったら、基礎問題集は「解く」のではなく「読む」感覚で大丈夫

当たり前ですが、偏差値40台だと正直、基礎問題でもほとんど解けません。
最初は、「問題を解く」というよりは「解答を読む」という風になりがちで、勉強した感が得られないかもしれませんが、それで大丈夫です。

ただ、その基礎問題が解けなかった時に知識が足りなかったのか、知識を引き出せなかったのかはちゃんと把握してください。

解答を読んで理解できるのであれば、必要な知識は既に頭の中にあります。
ひたすら練習あるのみです。基礎問題集をやりましょう。

解答を読んでも理解できなかったり、ちょっとでも引っかかる部分があるのであれば、知識が足りていない可能性があります。
教科書を読んだりGoogleで調べたり、先生や友達に聞いたりしてみましょう。参考書が役に立つことも多いです。

ちなみに初心者は、数学の青チャートのような、参考書+問題集みたいになっている本を買うと良いです。
とにかく解きながら理解も深めるイメージです。

参考書選びで重要なのは何よりも「解答と解説」のページです。
解説がしっかりしている問題集か、青チャートのように参考書的なページとそれに対応する問題が交互に出てくる本を選ぶべきです。

「解答を読んでもどうしても理解できない!」みたいな部分で数時間詰まることもありますが、その時は一旦理解を諦めてください。
少しくらい理解できてなくても、他で満点取れればそんなに痛手じゃないので時間を使うのが勿体無いです。

また、他の基礎知識の定着が進むにつれ突然理解できることがほとんどです。
とにかく、基礎問題集一冊を穴が開くまでやることが大事です。

それではまた。

↓実際に使った参考書の紹介記事も書きました!

www.yasu-p.com

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【大学受験】常にベストパフォーマンスで受験勉強をするコツ

大学受験を控えている娘や息子さんがいる先輩が増えてきたこともあり、「どうやったら東大に合格するのか?」「どうやって東大に合格したのか?」を聞かれる機会が最近爆増しました。

なので、いちいち口頭で説明するのがめんどくさい口頭よりも文章の方がおそらくよく伝わるんじゃないかと思ったので、「このブログ良いこと書いてるので読んでおいてくださいね〜」って伝えられるようにしようと筆を執ってみました。(折角書くので公開します。)

筆者の簡単なプロフィール

まず、受験に関係しそうな自分自身の経歴を書いておきます。

  • 2010年 東京大学 理科1類 現役合格
  • 出身校は超進学校というよりは中堅的な感じ(約270人中1~3人が東大合格)
  • 高校2年1月の駿台模試で総合偏差値41を記録(有名大学は当然軒並みE判定)
  • 家で勉強なんてしたことなかったが、ヤバすぎると感じて勉強始める
  • 「どこかしらに合格できる実力を身につける」ということで志望校は未定
  • 学費が安いので国立狙いたい気持ちと、私大のセンター試験合格でとりあえず安心したい、という気持ちでまずはセンター試験対策しかしなかった
  • センター試験の点数が凄く良かったので、急に東大を目指したくなる
  • 合格確率の低そうな東大に出願するので学費について母に相談するも「この機会を逃したら東大で試験受ける機会なんて一生ないかもだから、学費のことは考えなくていいよ」と言われ決意(幸い合格しました)

だいたいこんな感じの人です。

ちなみに、偏差値41だと駿台模試はほぼ全問解けないし、解答を読んでもほぼ理解できないくらいのレベルです。
余談ですが、大学時代に家庭教師で計6人教えて全員東大合格しているので、ある程度信憑性は高いのではと思います。

常にベストパフォーマンスで勉強することが何より重要

受験に合格するためには、周囲より勉強時間を確保することよりも、勉強中のパフォーマンスを上げて効率よく勉強することの方が重要です。

勉強時間の重要度が高い場合、圧倒的に時間を持っている浪人生に現役生はとても太刀打ちできないはずです。
それでも毎年現役生から合格は出てるし、めっちゃ勉強してる浪人生でも残念ながら落ちます。

もちろん地頭の良さや、そもそも幼少時からの積み上げなど、色んな要素も他に絡んでくるので上記の事実だけで勉強時間が重要じゃない、という結論にはたどり着きません。
それでも、偏差値40台から逆転合格した自分の経験と、家庭教師の生徒が東大合格していったのを見ると直感的にそう思わざるを得ないというのが自分の意見です。

じゃあ、ベストパフォーマンスを出すために何が必要なのか?
答えは、体調とメンタルです。

メンタル維持のコツは、焦らないこと

まずはメンタルについてです。
受験勉強を後から振り返って感じたことですが、焦らないことが受験勉強のコツです。

焦らないためには、常に過去の自分と現在の自分を比較できるようにして、確実に成長している事実に注目して安心することです。
別の記事で紹介しますが、「たくさんの参考書に手を出す」のではなく「一冊の参考書を何周もする」という勉強方法がオススメです。

一冊を何周もすること自体が、受験攻略上アドバンテージのある勉強方法ですが、メンタル的にも安定しやすくなります。
参考書1周にかかる時間は短くなっていくし、記憶も定着して確実に解答できるようになっていく自分を自覚できるので、不用意に周囲と自分を比べて焦らなくなります。

もう一つ、脳は同じ刺激しか受けていないと段々と反応が鈍くなります。
ちゃんと適度に遊んだり息抜きしましょう。
とはいえ、ある程度勉強を自分自身に強制することも重要なのです。

妥協点として、イライラしたり気分が重かったり、ストレスを自覚してきたくらいのタイミングで息抜きすると良いです。
(勉強始める前に気分が乗らないのは、強引に勉強始めちゃった方が良いです。やり始めたら惰性で勉強できるので。)

思い切って一日勉強しない、とかも全然アリです。
例えば、一週間くらい勉強しかしない日々を過ごした後、一度遊んだりして別の刺激を脳に与えてから戻ると、格段に翌日以降の勉強効率が変わった実感が得られます。

とにかく、受験勉強中は常にベストパフォーマンスを維持しましょう。

体調維持のコツは、「ちゃんと寝てちゃんと食べてちゃんと外出する」

次に体調についてです。
(といいつつ、メンタルにも影響してくるものばかりですが...)

変に焦って睡眠削ったり食事を抜いて勉強時間の確保に走るのはやめましょう。
ちゃんと寝てちゃんと食べてください。
(家庭教師をしていても中々これができない生徒が多かった印象です。)

繰り返しになりますが、勉強時間そのものは重要ではありません。
また、学校と家が近い人は朝と夕方にちゃんと日光を浴びれるように散歩を兼ねて大回りで登下校すると良いです。
ググれば出てきますが、適度な日光浴は脳のパフォーマンスを向上させます。

まとめ

まとめると、「ちゃんと寝てちゃんと食べて、適度に息抜きしながら焦らず勉強する」という超当たり前のことが大事です。
凄く当たり前なのですが、家庭教師をしていた生徒は焦りと不安からこの当たり前のことができていなかった人も多かったです。

家庭教師をしていた時も、勉強そのものを教えてる時間と、カウンセリングみたいな時間は案外半々だったと思います。
でも、それくらいメンタルは重要で、受験勉強中のパフォーマンスを向上させることは重要です。

なぜ焦るのか?それは、周りの実力と自分の実力を比べたりするからです。
なぜ不安なのか?それは、ちゃんと合格に近づいているのか分からないからです。

今すぐに、自分と周りを比べて焦るのはやめましょう。
模試の偏差値のような相対評価ではなく、過去の自分と現在の自分を比較してちゃんと成長しているのか?の絶対評価に目を向けましょう。

これだけで、勉強効率が爆上がりします。
それではまた~。

↓他にも記事書いています。

www.yasu-p.com

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